関節可動域(かんせつかどういき)
関節可動域(かんせつかどういき)とは、関節が正常に動かせる範囲を指します。たとえば、腕を上げる、膝を曲げるなどの動作の範囲です。関節可動域が狭くなると、痛みや動きの制限が生じ、日常生活に支障をきたすことがあります。整骨院では、関節可動域を改善するために、リハビリや矯正を行います。適切な施術により可動域が広がることで、体の動きがスムーズになり、生活の質が向上します。
神経根ブロック(しんけいこんぶろっく)
神経根ブロック(しんけいこんぶろっく)とは、痛みの原因となる神経に局所麻酔を注射して、痛みを緩和する治療法です。整骨院では、主に痛みの診断や痛みの悪循環を断つために用いられることがあります。この手法により、一時的に痛みを和らげ、その間に他の治療を進めることができます。ただし、通常は医療機関で行われる処置で、整骨院では行わない場合が多いです。
矯正(きょうせい)
矯正(きょうせい)とは、骨格や関節のゆがみを正しい位置に戻す治療法です。整骨院で行われる矯正は、主に手技を用いて行われ、通常は痛みを伴うことは少ないです。この治療によって、神経や筋肉の働きを正常にし、痛みや不調の改善が期待されます。矯正の対象となる部位には、背骨、骨盤、足の関節などがあり、それぞれの部位のゆがみを整えることで、体全体のバランスを回復し、生活の質を向上させることが目的です。適切な矯正によって、体の不調が軽減し、より健康な状態を取り戻すことができます。
筋膜リリース(きんまくりりーす)
筋膜リリース(きんまくりりーす)とは、筋肉を包み込んでいる薄い膜「筋膜」の硬直や癒着を改善するための治療手技です。筋膜が固くなると、筋肉の動きが制限され、痛みやコリを引き起こすことがあります。筋膜リリースでは、手技や専用の器具を用いて筋膜の緊張や癒着をほぐし、筋肉を本来の柔軟性を取り戻させることを目的としています。この治療により、筋肉の可動範囲が改善され、痛みの軽減や体のバランスの回復が期待できます。筋膜リリースは、慢性的な筋肉のこりや痛みの改善に非常に効果的です。
トリガーポイント(とりがーぽいんと)
トリガーポイント(とりがーぽいんと)とは、筋肉の中に存在する特に痛みを感じる小さな部分を指します。これらのポイントが緊張や硬直を起こすと、筋肉全体にわたって広範囲の痛みやコリが発生することがあります。整骨院では、トリガーポイントに対して手技や鍼灸などの治療法を用いて、直接的に刺激を加え、筋肉の緊張を緩和させることを目指します。これにより、痛みの軽減や筋肉の柔軟性の回復が期待でき、日常生活の快適さを取り戻す手助けとなります。